山下智博「モテ★NIGHT~歌謡ショーを添えて」所感
モテ★NIGHT
・・・これがきっかけだ。
久々に笑った。ヒットした。
これを見て、何か書かなきゃと、そんな気持ちの毎日だった。
決心したのだ、このイベントを見て。良いものを紹介したい、発信したい、と。
彼はもしかしたら天才かも知れない。
バカの皮をかぶっていただけで、私はまんまと騙された。正直悔しいのだ。
普段は札幌市教育文化会館で働いている公職員らしい。
でも「札幌ハプニング」とかいう、これまた札幌では珍しい痛快なパフォーマンスをディレクションしていて、
特に「ダウジングサン」は強烈だ。
まず見て欲しい。
なんだこれは?
よく分からないにも程がある。でも気になるこの試みと歌は何なんだ!?
実はずっときになっていて、
モテナイトには、そのナゾを解くという目的もあったのだ。
結果。
イベントとして、かなり面白かった。
そして彼のパフォーマンスは、アートだった。
70歳オーバーのじゃじゃ馬天然マジシャンと、
50歳過ぎのエロ歌謡歌手を操っていたのは、山下智博だった。
それにしても凄い飛び道具を手に入れたものだ。
この2人を観た時点で、既に満腹感は否めなかったが、
締めのラーメンのごとく彼のプレゼンが重くのしかかってきた。
モテるためにはどうすべきか。
先のビジュアルの彼が本気で考えた結果、辿り着いたのが「モテ本」だったらしい。
そのモテ本から、笑えるものや使えるものを紹介しながら小気味良いテンポで紹介していくのがこのパフォーマンス。
まず男はD.T.とヤリチンの2種類に分別されるという前提のもと、
それらがどういった定義で成り立っているのか検証。
※D.T.とは、頭の中がまだ中2でマンホールという言葉が照れくさく感じてしまう人のことらしい。
プレゼンテーションパフォーマンスということで、
彼の背景にあるスクリーンに、要点が( )で虫食いになっているテキストが表示される。
その括弧に当てはまる言葉を彼が述べると同時に、括弧の中にテキストが現れる。
これが反復していく。ああなるほど。プレゼンってこういうことね。
その要領で事前に配られる虫食いテキストに自らで書き込んでいくというスタイル。
終わった後には、彼曰くその紙が「人生のみちしるべ」になるとか。ならねぇよw
前半はそんな感じで女子とセックスするためにどうすればいいか、真剣に教えてくれる。
ただし、モテ本に沿って、その請け売りなので説得力があるのか無いのかわからないw
しかも、たまに絶対ありえない作戦も入っている。勿論、有効な作戦もあったりする。と思う。
でも本人の目と喋りが本気だから何か妙に面白くてね。
そして後半は(言っていいのかな?)彼が大阪に行った際に実行してきた報告プレゼン。
前半で披露した、様々なふざけた作戦を織り交ぜながら、彼の奮闘ぶりとモテ理論の効能が分かるのだ。
そして結末は・・・言わない。
けど、すごかった。
身を削る、ってこういうことかと変に納得。
あ、当日の様子の動画が上がってた。↓
かなりの爆笑具合だった。
札幌にこんな人いたんだな。これからも楽しみな一人。
予想してたものの、3歩先回りされた気分。
私の気持ちで遊びやがってコノヤロー!という感じ。
何かそれまで積み上げてきたものが、ことごとくひっくり返って破壊されていく感じ。
しかも不可抗力によって・・・
1つ1つがもう爆笑を引き起こして、
何だろう、最初の30分が全て「フリ」だったんじゃないかと思ってしまう。
そんなステージだった。
本題。
これはアートだった件。
全て計算されていたことが分かった。
そしてこれで彼は何をしたかったのか考えた結果。
私の深読みかも知れないが、彼は演じていたのではないだろうか。
モテ本を忠実に守る「教科書人間」を。
そう考えると合点がいく。
盲目的にメディアを、本を信じる。
情報を、一回ざるにかけることをせず、鵜呑みにする。
メディアに踊らされるD.T.を、演じてたのではないだろうか。
あー、これ以上書くとネタバレだ!
で、東京公演あるから書けないけど、あの「どんでん返し」。
後に友人から聞いた話だと、
「メディアリテラシーを扱ったパフォーマンス」だったということだ。
ここで腑に落ちた。
なるほどな、と。
「札幌ハプニング、ここにあり」という感じだったな。
札幌ハプニングもfringeの記事でかなりリスペクトされた感じで紹介されてたし。
よくできたパフォーマンスだった。
ベタ褒めすぎて気持ち悪いけど。
あんな人が市の職員なんだから、札幌はこれからおかしくなるかも。
東京公演、是非見てみて欲しい。
ただの「モテ理論」の発表なんかじゃない。
文字通り「劇的」な終わり方に、ドラマを見ているような気がした。
良い時間を過ごせるはず。
渡辺さんというダンサーの方は知らないけど、たくみこうじさんも凄かった。
モテ★NIGHT、絶対オススメ。
2010年9月24日(金)19時開演(18時開場)
@阿佐ヶ谷ロフトA (東京)
前売1,500円 当日1,800円
予約→ mote-night@infoseek.jp 「お名前」「整理番号」「枚数」入れて申込み。
東京の人がどんな反応をするのか、すごく楽しみだ。
山下智博公式HP http://yamashita-tomohiro.com
札幌ハプニングHP http://blog.livedoor.jp/sap_hap/
・・・これがきっかけだ。
久々に笑った。ヒットした。
これを見て、何か書かなきゃと、そんな気持ちの毎日だった。
決心したのだ、このイベントを見て。良いものを紹介したい、発信したい、と。
彼はもしかしたら天才かも知れない。
バカの皮をかぶっていただけで、私はまんまと騙された。正直悔しいのだ。
普段は札幌市教育文化会館で働いている公職員らしい。
でも「札幌ハプニング」とかいう、これまた札幌では珍しい痛快なパフォーマンスをディレクションしていて、
特に「ダウジングサン」は強烈だ。
まず見て欲しい。
なんだこれは?
よく分からないにも程がある。でも気になるこの試みと歌は何なんだ!?
実はずっときになっていて、
モテナイトには、そのナゾを解くという目的もあったのだ。
結果。
イベントとして、かなり面白かった。
そして彼のパフォーマンスは、アートだった。
70歳オーバーのじゃじゃ馬天然マジシャンと、
50歳過ぎのエロ歌謡歌手を操っていたのは、山下智博だった。
それにしても凄い飛び道具を手に入れたものだ。
この2人を観た時点で、既に満腹感は否めなかったが、
締めのラーメンのごとく彼のプレゼンが重くのしかかってきた。
モテるためにはどうすべきか。
先のビジュアルの彼が本気で考えた結果、辿り着いたのが「モテ本」だったらしい。
そのモテ本から、笑えるものや使えるものを紹介しながら小気味良いテンポで紹介していくのがこのパフォーマンス。
まず男はD.T.とヤリチンの2種類に分別されるという前提のもと、
それらがどういった定義で成り立っているのか検証。
※D.T.とは、頭の中がまだ中2でマンホールという言葉が照れくさく感じてしまう人のことらしい。
プレゼンテーションパフォーマンスということで、
彼の背景にあるスクリーンに、要点が( )で虫食いになっているテキストが表示される。
その括弧に当てはまる言葉を彼が述べると同時に、括弧の中にテキストが現れる。
これが反復していく。ああなるほど。プレゼンってこういうことね。
その要領で事前に配られる虫食いテキストに自らで書き込んでいくというスタイル。
終わった後には、彼曰くその紙が「人生のみちしるべ」になるとか。ならねぇよw
前半はそんな感じで女子とセックスするためにどうすればいいか、真剣に教えてくれる。
ただし、モテ本に沿って、その請け売りなので説得力があるのか無いのかわからないw
しかも、たまに絶対ありえない作戦も入っている。勿論、有効な作戦もあったりする。と思う。
でも本人の目と喋りが本気だから何か妙に面白くてね。
そして後半は(言っていいのかな?)彼が大阪に行った際に実行してきた報告プレゼン。
前半で披露した、様々なふざけた作戦を織り交ぜながら、彼の奮闘ぶりとモテ理論の効能が分かるのだ。
そして結末は・・・言わない。
けど、すごかった。
身を削る、ってこういうことかと変に納得。
あ、当日の様子の動画が上がってた。↓
かなりの爆笑具合だった。
札幌にこんな人いたんだな。これからも楽しみな一人。
予想してたものの、3歩先回りされた気分。
私の気持ちで遊びやがってコノヤロー!という感じ。
何かそれまで積み上げてきたものが、ことごとくひっくり返って破壊されていく感じ。
しかも不可抗力によって・・・
1つ1つがもう爆笑を引き起こして、
何だろう、最初の30分が全て「フリ」だったんじゃないかと思ってしまう。
そんなステージだった。
本題。
これはアートだった件。
全て計算されていたことが分かった。
そしてこれで彼は何をしたかったのか考えた結果。
私の深読みかも知れないが、彼は演じていたのではないだろうか。
モテ本を忠実に守る「教科書人間」を。
そう考えると合点がいく。
盲目的にメディアを、本を信じる。
情報を、一回ざるにかけることをせず、鵜呑みにする。
メディアに踊らされるD.T.を、演じてたのではないだろうか。
あー、これ以上書くとネタバレだ!
で、東京公演あるから書けないけど、あの「どんでん返し」。
後に友人から聞いた話だと、
「メディアリテラシーを扱ったパフォーマンス」だったということだ。
ここで腑に落ちた。
なるほどな、と。
「札幌ハプニング、ここにあり」という感じだったな。
札幌ハプニングもfringeの記事でかなりリスペクトされた感じで紹介されてたし。
よくできたパフォーマンスだった。
ベタ褒めすぎて気持ち悪いけど。
あんな人が市の職員なんだから、札幌はこれからおかしくなるかも。
東京公演、是非見てみて欲しい。
ただの「モテ理論」の発表なんかじゃない。
文字通り「劇的」な終わり方に、ドラマを見ているような気がした。
良い時間を過ごせるはず。
渡辺さんというダンサーの方は知らないけど、たくみこうじさんも凄かった。
モテ★NIGHT、絶対オススメ。
2010年9月24日(金)19時開演(18時開場)
@阿佐ヶ谷ロフトA (東京)
前売1,500円 当日1,800円
予約→ mote-night@infoseek.jp 「お名前」「整理番号」「枚数」入れて申込み。
東京の人がどんな反応をするのか、すごく楽しみだ。
山下智博公式HP http://yamashita-tomohiro.com
札幌ハプニングHP http://blog.livedoor.jp/sap_hap/
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